子供を叱ったり褒めたりする行為は、
何が良くて、何が悪いのかという親の価値観・道徳観が
支えとなっています。
親の価値観・道徳観が根底にあるということです。
それらが子供に向けられるとき
親がどのような子に育って欲しいと望んでいるかが
重要なポイントとなります。
「周りを気遣うことのできる優しい子に」
「少しぐらいわんぱくでも健康な子に」
といった返答が聞こえてきそうですが、
果たして本当にそうなのでしょうか。
心の奥底で「他の子よりも優秀に育って欲しい」
「立派な大人になった子どもを自慢したい」
といった欲望を持っている方もいるのではないでしょうか。
そういう気持ちで子供を褒めたり叱ったりするのは
子供をしつけるための行為とはいえません。
親の満足感、優越感を得るための行為に過ぎません。
褒める・叱るは子供を育てるしつけの手段です。
その目的とは、子供が自分の頭で考え、
自分の力で行動を起こせる人間になってもらうことのはずです。
本来の目的を忘れがちなのではないでしょうか。
褒める・叱ることが子供にとってどのような影響を与えているか、
今一度ゆっくり考えてみてください。
【執筆者プロフィール】さくら(執筆スタッフ)・・・男の子2人のママ。30代。デザイン系の仕事を結婚を機に退職。現在は専業主婦として子育てに励みつつ資格取得や新しいスキルを身につけるために勉強中。