【声かけ】嘘をつく子どもに何て声かけしたらいいの?

子供の嘘への対処で困っています
【質問】子供がよく嘘をつくので困っています。

【質問】子供がよく嘘をつくので困っています

6歳の息子がよく嘘をつくので困っています。「明日の時間割した?」というと「したよ」、「歯磨きはした?」「した」というのですが、実際はしていないことが多いです。小学校でのことも「今日ね、こんなことがあってすごく嫌だった」「意地悪された」ということを言うのですが、担任の先生に聞いても「そんなことは無かった」とのことで、再び息子に確認すると「え、僕そんなの言ってない」と言うのです。この子は発達障害かなにかなのでしょうか。(マナミさん・東京都・30代・6歳男の子、3歳女の子のママ)

この状況で、あなたなら何と声をかけますか?

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嘘をつく子どもへの対応はなかなか難しいものです。

生まれつき正直な子もいれば、生まれつき嘘つきな子もいます。

そして、嘘をついた時に周囲の大人がどんな対応をしたかでもその後が変わってきます。

一般的に、下記のような対応が望ましいと言われていますが、中には間違いも多々あります。

一般的な子どもの嘘への対応
  1. なぜ嘘をついたのか理由を考える
  2. 嘘をつくと信頼を失うため損であることを伝える
  3. 罰を与える
冷静になって対応するのは難しそう

では、これらの一般常識とされる対処法をうっかりやってしまうとなぜ間違いやすいのかを解説していきます。

「どうして嘘を付いたのか理由を考える」に含まれる問題点を教えてください。

子どもがなぜ嘘をついたのか・・・というところまで辿り着くのは困難なケースもあります。
それは子どもがそれぞれに持っている個性や特性を深く理解しておかないと、本当の理由に辿り着くのは難しいからです。

少し専門的な話になりますが、「Output特性」と「INS9」という特性を持っている子は、息を吐くように嘘をつくことが多々あります。こういう子にはこの子の特性に合わせたアプローチをして直していく必要があります。

テレビの修理方法と、車やバイクの修理方法が全く違うように、
子どもの問題行動への対処法も、その子の個性によってまるっきり違ってくるのです。


まずは普段から子どもの最大の理解者になっておくこと、これこそもっとも大切なことです。

子どもは自分の真の理解者に対しては心を開き、正直でいることができます。

そのためには「特性分析」から子どもの生まれ持っている特性、性格特性・価値観特性・能力適性などをしっかり理解しておかなければなりません。(広瀬)

子供に対して「嘘をついたことが間違いであることを伝え、嘘をつくことで信頼関係が崩れることを説明して、嘘をつかずに正直に話すことの大切さを伝える」ということの問題点を教えてください。

「嘘をつくことがいけないことである」と教えることがそもそも間違っています。本当は「嘘をつくべき相手を間違えている」と伝えなくてはいけません。

なぜなら、世の中は良い人間ばかりじゃない、悪人もいる、人を平気で騙すような奴もいる。そういう輩に対して正直である必要はありません。子どもが下校途中に不審者から「住所を教えて」と聞かれて正直に答えてはいけませんよね。よって、詐欺師に対してはこちらも嘘で翻弄する必要もあります。

お父さんやお母さんは詐欺師ではないので、できれば正直であってほしいものですよね。しかし、世の中のお父さん、お母さんが全て良い人とは限らない。親が毒親だったり、自己中心的で感情的な人間だったりすると、子どもは「自分を守るための嘘」という切り札を使う必要も出てきますね。

「嘘をつくことで信頼関係が崩れる」と言っている大人がそもそも子どもとの信頼関係を大切にしていないこともあります。

子どもが嘘をつく背景というのは実に様々なので答えは無数にありますが、先入観で「決めつけてしまう」というのが気をつけなくてはいけないところではないでしょうか。(広瀬)

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