子供が指をしゃぶっていたり、爪をかんでいる様子を見て
「こんな癖がついてしまってはいけない!」と
子供を叱りつけたことはありませんか?
あるいは、子供が食事の後片付けを手伝おうとして
食器を割ってしまったとき
「なんてことするの!」と怒ったことはありませんか?
もしも心当たりがあるのなら、ぜひ覚えておいてください。
子供の癖や失敗に対して叱ってはいけないのです。
毎日毎日変な癖を見せられたら
お母さんがそれを気にしてしまうのは当然ですよね。
でも癖というのは子供が自らしていることではなく、
無意識のうちに起こしてしまう行動なのです。
子供は癖についていちいち叱られると、
余計にそれを意識してしまって、逆効果になってしまうのです。
あまり強く言い過ぎると、子供は自信をなくして
おどおどした態度を取るようになる可能性も考えられます。
また、子供の癖が気持ちを代弁している場合もあるので注意してください。
例えば指をしゃぶるのは、不安や不満な気持ちを抱いていると
表れる行動だと言われています。
子供の様子を良く見て、子供からのメッセージを受け取ることができるよう
常日頃から気をつけてください。
また、子供の失敗に対して叱ることは
失敗を恐れる引っ込み思案な子供にしてしまう可能性があります。
もし、子供が善意でお母さんを手伝おうとしていたのに
失敗した結果だけを見て叱ってしまったのでは、
子供の善意を摘み取ってしまうことになるかもしれないのです。
お母さんがそうしたことを考えないですぐに叱ってしまうのは
子供の善意を信じていないからです。
そうすると、子供は傷つき、
全てを悪意にとってしまうようになりますよ。
お母さんが結果だけに注目するのではなく、
いつも子供の善意を信じ、それを育てようという意識を持って
子供と接することが大事なのです。
【執筆者プロフィール】さくら(執筆スタッフ)・・・男の子2人のママ。30代。デザイン系の仕事を結婚を機に退職。現在は専業主婦として子育てに励みつつ資格取得や新しいスキルを身につけるために勉強中。