子供のダメな叱り方【人格を無視して叱る】

子供は成長するにつれて自分だけの世界を持つようになります。
子供のころは幼稚園や学校であったことを
お母さんに何でも話していたかもしれませんが、
大きくなるにつれて親に相談することが少なくなるのです。

そうすると親は不安になります。
「自分の子供のことは100%知っていたい」
という気持ちを抱き、子供の秘密を暴こうとするのです。
子供の日記をこっそり見たり、ケータイをチェックしている方も
なかにはいらっしゃるのではないでしょうか。

子供のことを知らないと不安になるのは当たり前の感情です。
それ自体はちっとも変なことではありません。
おそらくほとんどのお母さんがそう感じていることでしょう。
でもそこで、自分の不安な感情を隠したまま
子供を叱ってどうにかしようとするのは間違いです。

自分の娘が男の子と会っているのを知って、
「一体どこの誰なの?どうして教えてくれないの?母親なのよ!」
と子供を支配することに躍起になり、
自分の本当の気持ちを隠していたのでは子供に何も伝わりません。

「男の子と会うのはいいことだと思うけど、お母さんはちょっと心配。
どんな人なのか少し教えてもらえないかしら」
と不安な気持ちを正直に伝えれば、
必ず子供は応えてくれることでしょう。

子供にだって人に話したくないこと、触れられたくないことの
1つや2つあるのですから、
無理に子供の心をこじ開けようとすれば衝突するのは当然です。
そうではなく、子供がいつ相談を持ちかけてきてもいいように
親が心の扉を開けて待っていることが必要なのです。
子供の人格を無視して叱りつけるのは、子供の反発を招くだけですよ。

【執筆者プロフィール】さくら(執筆スタッフ)・・・男の子2人のママ。30代。デザイン系の仕事を結婚を機に退職。現在は専業主婦として子育てに励みつつ資格取得や新しいスキルを身につけるために勉強中。

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