1歳前半の子供は非常に好奇心が旺盛になるため、
その分危険も増えてきます。
大人のまねをしたがって行動が見境なくなるのです。
そんな子供をただ言葉で叱りつけてもまだ理解することはできませんので、
何か別のことに興味をそらすなどして、
危険な行動をやめさせるようにしましょう。
この時期から、子供は表情や言葉から
少しずつ感情が分かるようになります。
ですが、理屈で説明しても理解できる年代ではないので、
繰り返し根気よく伝え続けましょう。
また、この時期から生活習慣のしつけを始めると良いでしょう。
まず食事についてですが、
子供が食事に集中できるのはせいぜい15分程度です。
歩き始めたりしたら、それは飽きてしまった証拠なので、
「もうごちそうさまね。」などと声かけをして、
歩いたら食事は終了という習慣をつけさせましょう。
さらに、「おはようございます」「いただきます」など
日常のあいさつも身につけて欲しいものです。
ただ教え込むのではなく、
子供にあいさつする様子を見せて
徐々に覚えさせるようにしてください。
また、外出から帰ったときや食事の前などには
手を洗う習慣をつけさせましょう。
生活習慣のしつけは言葉で教え込むのではなく、
大人がやってみせることが大切です。
子供が上手に出来たときには、
子供にニコニコ笑いかけることで意思を伝え、
子供に自分がいいことをしたと認識させましょう。
次もまた頑張ろうという気持ちになるはずです。
うんとほめて子供に自信をつけさせてあげましょう。
子供が悪いことをしたとき、危険な行動をとったときは
「メッ!」「ダメ!」などの短い言葉で
叱るようにしてください。
ガミガミと怒るのは良くありません。
この時期の生活習慣のしつけは、いくら教えても
なかなかすぐには覚えることができませんので、
あれもこれも・・とあせらないで
子供のペースに合わせ、自分でやりたがるのを待ちましょう。
【執筆者プロフィール】さくら(執筆スタッフ)・・・男の子2人のママ。30代。デザイン系の仕事を結婚を機に退職。現在は専業主婦として子育てに励みつつ資格取得や新しいスキルを身につけるために勉強中。