少林寺拳法って日本独自の拳法だってご存知でしたか?
名前だけ聞くと中国の拳法だと思いますし、実際に映画で取り上げられる時は
中国が舞台のことが多いですよね。
昭和22年、宗道臣という人が四国に道場を開いたのが始まりなのです。
他の武道と同様、礼儀作法を学ぶことができる点、
そして「心身ともに鍛えることができる」という魅力もあり、
子供だけでなく女性にも人気があり、幅広い層の入門者があるそうです。
さらに護身術として自分を守る武器にもなる。
分析力や知力が必要なので頭の回転も良くなり、
判断力や集中力なども高まります。
身体的には、体を鍛えることで関節が柔らかくなり、
柔軟な体を作ります。
少林寺拳法では、まず自分が技を習得し強くなると、
それを後輩に伝承していきます。
「強くなりたい」「かっこいい」
動機はどうであれ、始めたら長く続け練習を積み重ねることにより、
後輩に伝えていくことが増えるのです。
はじめから上手くはいきません。
積み重ねが大切なのです。
小さな子供が大きな声で練習し、堂々とした態度で取り組む姿は
勇ましく、格好いいですよね。
後輩への指導を通じ、自分が強くなったことを自覚する。
これが自信へとつながり、顔つきも変わってきます。
心身ともに強くなること。
これは人に優しくなれる、ということなのかもしれません。