子供の習い事を決めるときというは、たいていの親は悩むものです…。
しかし、実はそれ以上に「どのタイミングで習い事を辞めさせるか」「どんな理由でやめさせるか」ということの方が、習い事においては重要で難しいテーマです。
きょうだいでも違う、習い事の辞め時
うちの子供たちは3人ともスイミングに通ったのですが、辞めさせるタイミングやきっかけはそれぞれ違っていました。
長女の場合は小学校4年生位まで。次女と三女は1年生位まで。
理由は他の習い事や部活動などで忙しくなったからということでした。
どんどん増える習い事
好奇心旺盛な子や、やる気のある子はいろんなことをやりたがり、どんどん習い事が増えていったりするものです。
しかし、あまり増えすぎると毎日のスケジュール調整が大変になってしまったり、宿題をする時間や自由な時間も減ってしまい、ストレスにもなってしまいがちです。
いろんな習い事をしたいとい気持ちは大切ではありますが、ある程度絞込まないと、送り迎えする親としては大変です。
子供のやる気が一時的な場合
子供が何かをやりたいと言い出し、その習い事に通わせても、すぐに飽きてしまって「もう辞めたい」と言い出してしまうこともあります。
子供は大抵飽きっぽく気が変わりやすいものです。
これはほとんどの子供が持ち合わせている性質なので仕方がありません。
(子供の飽きっぽさについて詳しく学びたい方はこちら『子供はなぜ起きるのか(電子書籍PDF版)』をご参照ください。)
(子供のやる気が一時的なものなのかどうかを見極めたい方は、「個人セッション」お子様の「やる気と感情のリズム」の診断個性分析【Profiling】の項目目をご参照ください。)
習い事を止めるタイミングの設定
習い事を習い始めるときには「どの段階になったらやめるのか」という初期設定が重要です。
1つは時期の設定。小学何年生になったら辞める。小学校卒業時にやめる。
2つ目はスキルの設定。〇〇ができるようになったらやめる。または何級に合格したらやめる。といったゴールの設定です。
3つ目は、他の新しい習い事を始めることになったらやめる。
このいずれかをきっちり決めておかないと「もう嫌になった」「やる気がなくなった」「疲れた」「〇〇君が意地悪するからやめたい」「〇〇君にはどうせ勝てないからやっても無駄だから辞めたい」などといった「ネガティブな動機」によって止めてしまうことになりやすいのです。
これだけはなんとしても避けなければなりません。
なぜならネガティブな動機で習い事を辞めてしまうと、その後ずっとそのことを引きずってしまいやすいからです。
後ろ向きな理由で辞めてしまった・・・という罪悪感をずっと抱えなければなりません。
たとえ、新しい習い事を始めたとしても、前の習い事の終わり方が悪いと、どこかで気持ちに引っ掛かりがあったり、なんとなく気持ちがすっきりしないものです。
習い事は終わらせるタイミングと理由が重要ということだけ覚えておいてくださいね。
子供によって習い事の向き不向きがある
せっかく習い事に通わせてあげたのに上の子はすぐ辞めてしまった。でも下の子はずっと続いている、といったことも多いです。
テレビの子育て番組などでも、最終的に「同じきょうだいでも全然違いますよね]」「持っている性格なんですかね」という結論に辿り着くことが多かったりします。
やはり、習い事を決める上で、「子供の持っている個性」を知っておく・・・ということも大切な要素の一つではあります。(それが全てではありません)
子供によって「必要な習い事」というのもある
また子供によって習わせたほうがいい習い事と言うのがあります。
特に「生まれ持った弱点」を強化するための習い事です。
これには「健康面」「スキル面」など様々な要素がありますので、もし興味のある方は個人セッション『個性分析【Profiling】』のページのほうをご参照いただければと思います。
結論「習い事で大切なこと」
結論としては(ありきたりですが)、習い事で大切な事は「成功体験」と「達成感」ではないでしょうか。
今までできなかったことを、がんばって練習して努力したことでできるようになった・・・そういった成功体験をたくさん積み重ねることが習い事で大切なことではないかと思います。
その体験は将来の勉強や仕事、日常生活などあらゆる場面で通用する大切な財産です。
その財産を、早い段階で身に付けさせてあげること・・・それが習い事の1番の目的だと思います。