江戸時代初期、出雲の阿国が創始した歌舞伎踊りに発祥した、
400年もの長い歴史を持つ、伝統的な踊りが日本舞踊です。
世界各国でも高い評価を受けており、現在200をも超える流派があるそうです。
中でも 西川流(にしかわりゅう)・若柳流(わかやなぎりゅう)・坂東流(ばんどうりゅう)・
藤間流(ふじまりゅう)・花柳流(はなやなぎりゅう)が特に有名で、
5大流派と呼ばれています。
”礼で始まり礼で終わる”
言葉の通り、日本舞踊の教室ではまずお辞儀の仕方から始まり、
歩き方なども練習します。
さらには”自分のことは自分で”と教えられ、
小さな子でも練習で使うものは自分で片付ける、
自分の着物は自分で畳むといった躾がなされます。
普段家ではしないようなことまで学べるのも、日本舞踊ならではの魅力。
最近では、外国の方も興味を持つ方が増え、
日本舞踊を習いに来る人も多いそうです。
伝統ある日本文化が、外国の方に伝わることは素晴らしいことですね。
教室では小さな子供も先生のまねをして、懸命に覚えるそうです。
そしてしっかりとした口調で受け答えしたり、
立派な立ち振る舞いができるようになるのだそうです。
「和の心」を学び、多くのことを吸収し、
日本特有の伝統を継承していってもらいたいですね。