手洗い・アルコール消毒
一番多い感染パターンは「手を介した感染」だといわれています。ウイルスはドアノブなどの表面で最長で9日間ほど生存できることがわかっています。うっかり何かを触ってしまって手にウイルスが付着してしまわないように、またその後に手洗いやアルコール消毒をしっかり行いましょう。そして、注意すべき場所は…
- 一般的な建物(ドアノブ・エレベーターのボタン・エスカレーターの手すり)
- 公共のトイレ(水道の蛇口・ドアノブ・トイレットペーパー周辺)
- 買い物(買い物カゴ・買い物カート・セルフレジのタッチパネル・エレベーターボタン・エスカレーター手すり)
- コンビニ(飲み物棚の取っ手・雑誌・レジのタッチパネル(お酒購入時の二〇歳以上の確認ボタン))
- 書店(雑誌・本全般)
- 各種レンタル(DVD・CD・コミックなど)
- 病院(置いてある雑誌)
- 図書館(新聞・雑誌コーナー)
- 電車・バスなど(つり革・ポール・ボタン・かべ)
- 学校(掃除道具など)
- 習い事(ピアノ鍵盤など)
- カラオケ(密室で歌うことで飛沫感染がおこりやすい)
- ジム(トレーニング機器全般)
- レストラン(メニュー)
- マンションの共有スペース
- 銀行ATM(タッチパネル)
- 塾(近距離での濃厚接触)
- その他(スマホ・タブレット・パソコンの貸し借り)
意外な盲点「お金」
最新の研究によりニューヨークで流通している紙幣1枚には100種類以上 、2万6千もの細菌が付着していることが判明しています(2017年)。私たちは 通貨を通じて細菌やウイルスをやりとりしている…ということです。
- サルモネラ菌や大腸菌など食中毒を引き起こす細菌は1・5・10セント通貨から確認
- アメリカとカナダの紙幣ではメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)など皮膚感染症の原因菌を確認
- 中国人民銀行は2020年2月18日、『お金の消毒』を要請している。 感染防止へ新札大量投入 ( できる限り新札を使うようにし、病院や農産物市場から回収した現金は再び流通させないよう金融機関に求める。銀行で扱う現金やATMに入れておく現金を消毒し、現金輸送車なども消毒を行っている。詳細)
- 日本でできる対策:お金を触ったあとは、必ず手洗いをする
室内環境
通常のウイルスは湿度20%前後でもっとも活性化します。
- 空気が乾燥していると通常のウイルスは空中を長時間漂い続ける
- 加湿器で湿度を50~60%に保つことで、通常のウイルスは空気中の水分に付着し落下、不活性化する
- コロナウイルスの発生地とされている中国・武漢市は年間を通じて湿度が高く、冬場でも湿度70%を下回ることがないため、コロナウイルスには加湿による対策は効果がない可能性も高い
- しかし、喉の粘膜の防御機能を守るという観点においては、加湿器による加湿は有効といえる